2012年6月1日金曜日

新聞やTVに、まだ見る価値がありますか?

 私はもともと、政治や社会問題そのものには関心がうすく、あまりTVや新聞を読まない方だったのだが、3.11原発事故がおきてからは、色々と記事をチェックするようになった。そして、まじめに記事をチェックするようにすると、すぐにTVや新聞の報道があまりにも実情と乖離している事に気がつくようになった。

 それから1年以上過ぎたが、結果としてその間に私の中で報道やメディアに関する信頼は下がる一方で、逆にこれほど大手メディアの報道は問題があるのかと驚く事が多かった。それだけ、ここ1年では重要な事件やニュースが多かった事もあるが、注目した問題を挙げると次のようになる。

1)原発事故関連

   * 放射能汚染に対する隠蔽疑惑

   * 放射能ガレキ拡散に対する疑問

   * 原発再稼働ありきの欺瞞

   * 虚偽報道による鉢呂大臣の辞任劇



2)TPP関連

   * 経団連の広告塔

   * 海外記事の歪曲報道

   * 誤った情報誘導



3)小沢裁判

   * 小沢氏に対する歪曲報道

   * 検察不正に対する沈黙


4)その他

   * 読売による出版社への異例な出版停止裁判



 ざっとポイントを挙げるだけで、すぐにこれだけ出てくる。まあここ1年で急に報道の質が落ちたわけではないので、もともとなのだろうが、正直私もここまで酷いとは思ってなかったので、ショックを受けた 特に原発問題やTPP、消費税などについては、政府や業界団体のスポークスマンと呼んでもいいぐらいで、どうしても「大本営発表」という言葉を連想してしまう。

 救いはSNS、ネットメディアやフリージャーナリスト、あるいは有志で海外記事を翻訳している人たちのおかげで、大手メディア以外の情報も入手可能だという事だ。


 大手メディアが何故これほどに劣化しているかと言えば、次のような点が挙げられる。

1)スポンサー依存
 結局のところ、新聞の利益は市民の購読料ではなく、スポンサーの広告料に依存しているという事。だからこそ東京電力の巨大な広告料につられて、偏向報道的なことしかできなかった。これは結果としてメディアが市民の利益を代表していないという、大きな課題がある事を示している。

2)記者クラブ、既得権益
 もしもフリージャーナリストの行動がなければ、原発事故はもっと酷く隠蔽して歪められただろう。だがそのフリージャーナリストの壁になっているのが、記者クラブである。記者クラブというのは本来は滑稽なはずなのだが、ここでの話が大手新聞に乗り、それを信用するような人がまだ多くいるという事が問題なのである。

3)事なかれ主義
 記者の知力、モラルの低下もよく取り上げられるが、最大の問題は事なかれ主義だろう。クレーマーやスポンサーに気兼ねして、結果的に重要な報道を行えていない。

 ここで私は、この記事を読んでいる人がいれば質問をしたい。

「それでも貴方は、新聞を読みますか、TVを見ますか?」と問いたい。

 私はNOなので、あえて新聞もTVもあまり見ない。

 理由は単純で、事なかれ主義やスポンサー広告まがいの記事など、情報ソースとしては邪魔なだけだからだ。こういった情報を仮にいくら集めたとしても、経済危機は予測できないだろうし、原発事故のようなシビアアクシデントには使えないし、将来の展望を予測する事もできない。ゴシップ知識ぐらいは身に付くかもしれないが、はっきり言って、重要な情報が必要なタイミングで得られないならばなんの意味もないし、役にはたたない。

 しかし、それでもやはりメディアというものは重要である。例えば今のような問題が山積する日本で、今までと違う選択肢や可能性を求め、そして政治や社会を動かすにはメディアの役割も必要だ。だからこそ、問題がある今のメディアにはっきりと皆がNOを突きつけて、姿勢を正させるべきだと思う。

 最後に、では実際に私はどういった方法で情報を選択しているかというと、iPhone + Evernoteによるネット情報の収集が大部分であり。具体的には GoogoleReaderによるキーワード検索結果や、登録ブログなどの発信情報などを見出しで集めて結果をEvernoteに登録してからあとで興味のある話題を集めたり、Twitterによる話題をチェックしたりしている。その中にはフリージャーナリストの情報や、海外の翻訳記事なども多くあるので、比較的に幅広い情報を集めるのが手間無く行える。
 既存メディアを正させるには、個人の情報リテラシーを高める事、それが唯一の解決策だと思う。



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