2014年8月8日金曜日

世界で最もヤバい国

 それなりの経済力があって、メディアの透明性は低くて、人権意識は乏しい、さらには政治家のオツムは弱い。そんな国が最近は核を持ちたいという意志もあらわに、軍事活動を行いやすいように法整備を進めようとしている。こう聞くといかにも、ほっとくと何かやらかしそうな国だ。だが、これは第3世界の話などではなく、私の目から見た安倍内閣が目指す日本の姿である。

 「安倍内閣とは何なのか、安倍総理は何をかんがえているのか?」私はたびたび考えこむ。だがどう例えるのが相応しいのか、いまだによく解らない。

1)右翼の皮をかぶった、グローバリスト
2)グローバリストに乗せられた復古右翼
3)自己陶酔する復古右翼
4)持ち上げられて舞い上がった馬鹿
・・・

 安倍総理の政策だけを見れば、これはグローバル資本家/企業を最優先にした政策である事は間違いない。分かり易くまとめると、ようは1%の人向けの政策である。集団的自衛権も武器輸出等でさえも、これは既得権益団体による新たな儲け話ねん出と考えれば全体を整合として説明できる。だから私は、彼を右翼という仮面でカムフラージュしたグローバリストと呼ぶのが最も適切な気がする。

 しかし、こう書きながらも「アベちゃん」はホントにそんな明確な意思(確信犯)があってやっているのかなという疑念もある。仮に確信犯であるならば、私は彼の評価を「ヒトラー並に優秀で危険な政治家」へと改めなくてはならなくなるのだが、違うのならば「ジョージ・W・ブッシュ前大統領を超える馬鹿な政治家」という事になる。
 ちなみに私は、ながらく彼の事を「後者」の方だと考えていた。だが最近は、じつは馬鹿のふりをしてみんなを欺いてきた曲者ではないのかとすら思える時がある。そう考えたくなるぐらいに、彼が行っている政策は日本の急所を突き、国民から政治を遠ざけている。

 だからこそ恐ろしくもある。まだ多くの識者は彼を馬鹿だと思っていて、次の選挙でひっくり返せばよいと思っているのかもしれない。だが、私が危惧するような確信犯なのであれば、次の選挙を永遠に封じて権力を独占しようとするかもしれない。

 その方法は「戦争を始める」ことである。

 なにも全面戦争でなくとも紛争でよい、なんならテロとの戦いでもよい。いったん戦争状態ということであれば、非常事態宣言とともに選挙を封印して権力をずっとおさえることができる。そして、その間に法制度を改めて、合法的に反対論者や政敵を葬ることもできるだろう。

 これは一見すると馬鹿げた妄想だと思う人もいるかもしれない。だがこれは普遍的な独裁手順であり、あまり珍しくもない。ちなみにもっとも近年類似した例は、ジョージ・W・ブッシュのアメリカである。あの時代には、政治的に都合の悪い事があるたびにニューヨークで「テロ警報」が発生したのは有名な話だ。


 だからこそ私は懸念する。ちなみに、彼がどんな意図をもっていようが、結果はだいたい似たようなものになる。馬鹿か天才なのかを論じることにはあまり意味もないし、重要でもない。

 問題なのは、いまだにまだ安倍政権の支持率が45%ぐらいあるという事である。(ホントにそんなにあるのかという疑念もあるが、まだそれなりにあるらしい) これが私には理解しがたい、1%側の政治へばく進中なのに、なんで99%側の人が支持するのだ・・・そんなに、この世はアホばかりだというのか、多少新聞がヨイショして持ち上げた数字としても信じがたい。

 「今の時代は戦前に似てきた」そういう意見をたまに目にする。私もずっとそう感じていた、だがあくまでも「比喩」だという意味で思っていただけだ。だが、最近は本当に「何か、やらかしかねない」という気がしてきている。だから次の選挙は重要だ。
 だが、それでも、やっぱり何も考えずに(あるいはデマに乗せられて)今まで通りなら、危機感もないというのなら、ホントウにこの国は滅んでも仕方がないのではないかと、やや諦めつつもある。しかし、この国はまだ腐っても世界3位の経済大国なので、この国の混乱は大きく世界を歪める災いをおこしかねない。それが、第三次大戦に繋がりかねない紛争なのか、あるいは世界的な経済恐慌を引き起こすのかは、解らないのだけど。


<補足>
 私は安倍総理の語る敗戦前に復古しようとする考え(どこまで本気かわからない)が大嫌だ。だが「永遠のゼロ/百田尚樹」(小説)は大好きで、小説に感銘を受けて当時の戦記(手記とか)を何冊か読んだぐらいだ。でも、だからこそ、復古的な考えは「ありえない」と思っている。

 第二次大戦について考えた時、私が何度思い出しても腹が立つのが「ガダルカナル攻略」「インパール作戦」、さらには「特攻兵器(特攻機、人間魚雷等)」についてだ。

 「これだけ味方を無駄死にさせた愚劣な作戦が、歴史上他にあるか」何度思い出しても怒りを感じる。負けるのは仕方ないとしても、ここまで愚劣な連中を他に思いつかない。そして負けたあとの戦犯や指導者のセリフとしても「時代や空気に逆らえずにやった」的な言葉しか出てこないのが、さらに腹が立つ。自分のやっている事の覚悟も理解もなしに・・・これだけクズな連中は近代史では、探すのも困難である。
(もちろん、当時でも立派な人はいたはずで、「永遠のゼロ」はむしろそんな時代でも立派に生きた人の話を書いた物語だとして読んでいる)

 だから自民党が前にやろうとした憲法改正で、昔の道徳的なことを書こうとして却下された件とかを聞いて、本当にこの連中は救いがたい馬鹿だと思った。そして、こいつらのような連中こそが、時代が違えば「ガダルカナル攻略」「インパール作戦」を立案したような奴らだと実感する。

 どこの国でも、政治家に馬鹿はいるはずだ。だが、日本ほど、自分のやっている事を理解していない馬鹿はあまりいないんじゃないかという気がしてならない。


<参考リンク>
・報道の自由、日本後退59位 福島事故と秘密法響く
 http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014021201001249.html

・安倍内閣支持率45・6% 第2次内閣発足後最低
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140721/stt14072112080002-n1.htm

・「憲法が何であるかを理解しないまま議論が進められていることが問題」・小林節慶応大学教授が日本記者クラブで会見
 https://www.youtube.com/watch?v=Lfxpw6ODn5k

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